人生において周りの人々に何を与え、何を得ようとしているのか。
ターミナルケア(終末期医療)のパイオニアで『死ぬ瞬間』を発表したエリザベス・
キューブラー・ロスと、ホスピスケアのスペシャリストであるデーヴィッド・ケスラー
による、「ああ、わたしは生きた!」と実感するためのレッスン本。
愛のレッスン、罪悪感のレッスン、怒りのレッスン、明け渡しのレッスンなど14章に
及ぶ。13章の許しのレッスン…「許すべきだったが、許したくなかった。いまでも許して
いない。許すための努力もしていない。あきらかに、わたしはまだ準備ができていない」。
許すって勇気が必要、そして許すのは相手ではなく自分自身なのだというエリザベスの
洞察には敬意を表するしかない。さあ、何のレッスンから始めますか?
★『ライフ・レッスン』(角川文庫)
エリザベス・キューブラー・ロス&デーヴィッド・ケスラー著
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